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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅵ.直腸・肛門
68.肛門掻痒症
著者: 大谷剛正1 渡邊昌彦1
所属機関: 1北里大学医学部外科
ページ範囲:P.219 - P.221
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肛門掻痒症(prurutis ani)とは肛門部の掻痒感を主訴とする疾患の総称で,原因は多様である.最近は肛門症状を主訴として来院する患者にも,痔核,痔瘻,裂肛といった三大肛門疾患のほかに,炎症性腸疾患に伴う肛門疾患や悪性腫瘍,ポリープ,機能的疾患として直腸脱や便秘の疾患がある.また,本稿で扱う肛門掻痒症といった疾患も増加してきている.さらに肛門部性行為感染症の増加も問題で,肛門の診察だけではなく大腸全体,さらには他疾患の存在の確認が必要となってきている.
肛門掻痒症(prurutis ani)とは肛門部の掻痒感を主訴とする疾患の総称で,原因は多様である.最近は肛門症状を主訴として来院する患者にも,痔核,痔瘻,裂肛といった三大肛門疾患のほかに,炎症性腸疾患に伴う肛門疾患や悪性腫瘍,ポリープ,機能的疾患として直腸脱や便秘の疾患がある.また,本稿で扱う肛門掻痒症といった疾患も増加してきている.さらに肛門部性行為感染症の増加も問題で,肛門の診察だけではなく大腸全体,さらには他疾患の存在の確認が必要となってきている.
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