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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅵ.直腸・肛門

69.毛巣洞(瘻)

著者: 大谷剛正1 渡邊昌彦1

所属機関: 1北里大学医学部外科

ページ範囲:P.222 - P.224

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はじめに

 毛巣洞(pilonidal sinus)は肛門の後方から仙骨部の皮下に難治性の瘻孔や膿瘍をつくる化膿性肉芽腫性疾患で,皮下に埋没した毛髪が膿胞を形成し感染することによって起こる後天説と胎生期の脊髄管の遺残とする先天説がある1).毛深い肥満男性や白人に多いとされている.治療は病巣部の完全切除が必要であるが,切除後の死腔が大きい場合は皮膚移植やZ plasty法が必要な場合がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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