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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅶ.尿路・性器

74.尿路外傷

著者: 川村寿一1

所属機関: 1医仁会武田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.236 - P.238

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 一般的に尿路が単独で受ける外傷は少なく,通常,腹部外傷や骨盤外傷に伴って上部尿路(腎,尿管)と下部尿路(膀胱,尿道)の損傷が発生する.これらのうちバイタルサインに注意して,失血に対して輸血が必要になり,また,開腹手術に備えなければならないのは腎外傷と骨盤骨折に伴う膀胱外傷である.

 交通事故が多発する今日,腹部臓器の損傷に際しての開腹時には必ず後腹膜腔の腎の状態を観察することが大切である.また,側腹部からの刺傷や銃創時には腎単独の損傷が起こる機会が生まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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