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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅶ.尿路・性器
74.尿路外傷
著者: 川村寿一1
所属機関: 1医仁会武田総合病院泌尿器科
ページ範囲:P.236 - P.238
文献購入ページに移動 一般的に尿路が単独で受ける外傷は少なく,通常,腹部外傷や骨盤外傷に伴って上部尿路(腎,尿管)と下部尿路(膀胱,尿道)の損傷が発生する.これらのうちバイタルサインに注意して,失血に対して輸血が必要になり,また,開腹手術に備えなければならないのは腎外傷と骨盤骨折に伴う膀胱外傷である.
交通事故が多発する今日,腹部臓器の損傷に際しての開腹時には必ず後腹膜腔の腎の状態を観察することが大切である.また,側腹部からの刺傷や銃創時には腎単独の損傷が起こる機会が生まれる.
交通事故が多発する今日,腹部臓器の損傷に際しての開腹時には必ず後腹膜腔の腎の状態を観察することが大切である.また,側腹部からの刺傷や銃創時には腎単独の損傷が起こる機会が生まれる.
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