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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚

103.爪囲炎

著者: 東久登1 志田晴彦1

所属機関: 1東京厚生年金病院外科

ページ範囲:P.314 - P.315

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疾患の概念と診断

 爪周囲の化膿性炎症であり,深爪や嵌入爪による爪溝(図1)の感染や,棘や針,ささくれなどによる爪郭(図1)の小外傷,皮膚炎,靴ずれなどによって起こる.ひょう疽(felon)も爪囲炎(paronychia)とほぼ同義に用いられることがあるが,厳密に言えば爪囲炎は炎症が爪周囲に限局し,掌側にまで及んでいないものをいう.診断は爪囲の発赤,腫脹,圧痛,自発痛,過剰肉芽,爪の浮動性などより容易である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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