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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚
103.爪囲炎
著者: 東久登1 志田晴彦1
所属機関: 1東京厚生年金病院外科
ページ範囲:P.314 - P.315
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爪周囲の化膿性炎症であり,深爪や嵌入爪による爪溝(図1)の感染や,棘や針,ささくれなどによる爪郭(図1)の小外傷,皮膚炎,靴ずれなどによって起こる.ひょう疽(felon)も爪囲炎(paronychia)とほぼ同義に用いられることがあるが,厳密に言えば爪囲炎は炎症が爪周囲に限局し,掌側にまで及んでいないものをいう.診断は爪囲の発赤,腫脹,圧痛,自発痛,過剰肉芽,爪の浮動性などより容易である.
爪周囲の化膿性炎症であり,深爪や嵌入爪による爪溝(図1)の感染や,棘や針,ささくれなどによる爪郭(図1)の小外傷,皮膚炎,靴ずれなどによって起こる.ひょう疽(felon)も爪囲炎(paronychia)とほぼ同義に用いられることがあるが,厳密に言えば爪囲炎は炎症が爪周囲に限局し,掌側にまで及んでいないものをいう.診断は爪囲の発赤,腫脹,圧痛,自発痛,過剰肉芽,爪の浮動性などより容易である.
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