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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚

107.爪下外骨腫

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.322 - P.323

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疾患の概念

 爪の下に生じる骨腫瘍で,組織学的には良性の腫瘍である1,2).10歳から20歳代の若年者に好発し,女性に多い.手足の末節骨,特に第1趾末節骨背側に生じやすく,単発例が大多数である.発生部位が特異なため,爪の変形や歩行時の疼痛を主訴として来院することが多い.なお腫瘤の大きさと症状の強さとは必ずしも一致せず,足趾末端では小さな腫瘤でも強い圧痛を訴える例がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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