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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅷ.四肢・皮膚
116.凍傷
著者: 鈴木忠1
所属機関: 1東京女子医科大学救命救急センター
ページ範囲:P.346 - P.347
文献購入ページに移動凍傷の発生機序
冷気に接した部分の組織に変性や壊死をきたしたものが凍傷である.その発生には下記の機序が原因となる1).
1 末梢血管の収縮
2 毛細血管壁の変性による血管内水分の血管外漏出と血液粘性の亢進
3 末梢での血栓形成
これらにより末梢循環不全が生じ組織の壊死をきたす.なお全身的に寒冷環境にあって遇発性低体温症になれば全身的な様々な重篤症状が出現することになる.局所的に高度の低体温になれば組織間水分が氷結し,組織間脱水や細胞内脱水を生じ,これも凍傷を重篤化させる原因になる.
冷気に接した部分の組織に変性や壊死をきたしたものが凍傷である.その発生には下記の機序が原因となる1).
1 末梢血管の収縮
2 毛細血管壁の変性による血管内水分の血管外漏出と血液粘性の亢進
3 末梢での血栓形成
これらにより末梢循環不全が生じ組織の壊死をきたす.なお全身的に寒冷環境にあって遇発性低体温症になれば全身的な様々な重篤症状が出現することになる.局所的に高度の低体温になれば組織間水分が氷結し,組織間脱水や細胞内脱水を生じ,これも凍傷を重篤化させる原因になる.
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