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特集 小外科・外来処置マニュアル Ⅹ.その他
130.食中毒
著者: 藤本尚1 篠崎正博1
所属機関: 1和歌山県立医科大学救急・集中治療部
ページ範囲:P.385 - P.387
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わが国における細菌性赤痢や腸チフス・パラチフスといった消化器系の感染症は患者・保菌者に対する感染源対策の徹底,上下水道の整備など衛生環境の改善などに伴い近年激減した.しかし,食品衛生上のいわゆる食中毒の発生状況には一向に改善の兆しが見られない.また,ボツリヌス症が危機的感染症という意味で,バイオテロリズムとしての生物兵器として用いられることが危惧されており,食中毒一般の疫学的知識,情報の重要性を認識することが臨床の場でさらに必要となってきている.
わが国における細菌性赤痢や腸チフス・パラチフスといった消化器系の感染症は患者・保菌者に対する感染源対策の徹底,上下水道の整備など衛生環境の改善などに伴い近年激減した.しかし,食品衛生上のいわゆる食中毒の発生状況には一向に改善の兆しが見られない.また,ボツリヌス症が危機的感染症という意味で,バイオテロリズムとしての生物兵器として用いられることが危惧されており,食中毒一般の疫学的知識,情報の重要性を認識することが臨床の場でさらに必要となってきている.
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