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特集 術中の出血コントロールと止血のノウハウ
播種性血管内凝固症候群(DIC)の診断と治療
著者: 西川政勝1 田丸智巳1
所属機関: 1三重大学医学部血液内科
ページ範囲:P.1395 - P.1401
文献購入ページに移動 要旨:播種性血管内凝固症候群(DIC)は様々な原因から生じる全身の血管内凝固の活性化によって特徴づけられる後天性症候群であり,微小血栓形成による循環障害のため臓器機能障害をきたすとともに,血小板,凝固因子,線溶因子が消費性に低下して出血症状を呈する重篤な病態である.
凝固線溶系分子マーカーの測定によってPre-DICをより早期に的確に把握することが重要である.DIIC治療の原則はあくまでも原因の除去・軽減にあり,(1)基礎疾患の治療,(2)抗凝固療法,(3)補充療法の三者を並行して行う.
凝固線溶系分子マーカーの測定によってPre-DICをより早期に的確に把握することが重要である.DIIC治療の原則はあくまでも原因の除去・軽減にあり,(1)基礎疾患の治療,(2)抗凝固療法,(3)補充療法の三者を並行して行う.
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