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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻12号

2004年11月発行

文献概要

特集 術中の出血コントロールと止血のノウハウ

止血のための組織接着剤と局所止血剤の使用法

著者: 関仁誌1 宮川雄輔1 宗像康博1

所属機関: 1長野市民病院消化器外科

ページ範囲:P.1423 - P.1428

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 要旨:最近の外科領域では繊細・緻密な手術手技を要求され,止血は最も重要な操作の1つである.動脈性の出血には外科的な結紮や縫合などの操作を要するが,静脈性あるいはoozing様の出血に対しては組織接着剤や局所止血剤が有用である.現在,臨床に用いられている組織接着剤および局所止血剤としては,シート状フィブリン接着剤,液状フィブリン接着剤,合成接着剤(シアノアクリレート系),コラーゲン製剤,酸化セルロース,ゼラチン製剤,トロンビンなどがある.本稿では組織接着剤と局所止血剤の概要を解説するとともに,主な製剤の使用経験を述べ考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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