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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻13号

2004年12月発行

文献概要

特集 直腸癌に対する手術のコツ

結腸(囊)肛門吻合術

著者: 岡本春彦1 谷達夫2 飯合恒夫2 畠山勝義2

所属機関: 1新潟大学大学院腫瘍外科学分野 2新潟大学大学院消化器・一般外科学分野

ページ範囲:P.1557 - P.1563

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 要旨:当科では直腸癌手術における結腸囊作製を経肛門吻合となる超低位前方切除術に限っており,腹腔操作のみで吻合できる場合は結腸囊を作製していない.結腸囊は簡便性,安全性の面からtransverse coloplasty pouchを第一選択としている.経肛門吻合では肛門管直上での直腸の切離と術野の展開を適切に行うことで確実な結腸囊肛門吻合が可能となる.4-0吸収糸20~24針の全層一層結節縫合で吻合し,diverting enterostomyを造設する.吻合部の過緊張の回避と結腸の血流温存が重要であり,結腸と血管の走行パターンを確認し,切離部位を適切に決定することが吻合手技以上に重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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