icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻13号

2004年12月発行

文献概要

外科の常識・非常識 人に聞けない素朴な疑問 11

胆囊の病理組織検査は必要か

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院・外科

ページ範囲:P.1584 - P.1585

文献購入ページに移動
【素朴な疑問】

 腹腔鏡下手術の時代になって胆囊を摘出する症例が増加しており,以前に比べて炎症の軽い胆囊症例が増え,胆囊癌を合併する頻度は減少している.胆石症で胆囊を摘出すれば,胆囊を病理組織検査に提出し,病院によっては結石の成分分析や胆汁の細菌検査も行っている.胆囊を病理組織検査に提出する目的は何であろうか.「胆囊癌を見落とさないようにするため」という理由もあるだろうが,すべての胆囊を一律に病理組織検査に提出する意義はあるのだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?