文献詳細
文献概要
近代腹部外科の開祖:Billroth
ビルロート余滴・24―最終章
著者: 佐藤裕1
所属機関: 1北九州市立若松病院外科
ページ範囲:P.1595 - P.1599
文献購入ページに移動 過去2年間「ビルロート余滴」と題して,これまであまり知られてこなかった(と筆者は考えた)ビルロートを紹介すべく連載を続けてきたが,今章で最終回となる.この連載を続けるにあたって,内外のビルロート関連文献を渉猟してきたわけであるが,最終回を前に筆者の手元にはある程度のビルロート関連資料が集まってきた.そこで,今回の最終章では,筆者が本連載に際して参考にしてきた書籍や文献と,筆者が1999年に万国外科学会に参加した際にウィーンで入手したビルロート顕彰品目を紹介する.
まず最初に挙げる文献は,筆者がウィーンを訪れた際にビルロート探訪のためのガイドブックとして重宝した故 堺哲郎教授の「Theodor Billrothの生涯」である(タイトル中の“Theodor Billroth”の部分はビルロート直筆のサインを転用している).本連載のなかで何回も言及してきたが,堺教授が昭和58年(1983年)から4回にわたって雑誌「外科」に連載された(おそらく日本ではじめての)ビルロートの評伝である〔詳しくは南江堂発行の「外科」(28:1206-1213,1315-1323,29:100-109,429-439)に4回にわたって掲載されているので,ぜひとも参照されたい〕.
まず最初に挙げる文献は,筆者がウィーンを訪れた際にビルロート探訪のためのガイドブックとして重宝した故 堺哲郎教授の「Theodor Billrothの生涯」である(タイトル中の“Theodor Billroth”の部分はビルロート直筆のサインを転用している).本連載のなかで何回も言及してきたが,堺教授が昭和58年(1983年)から4回にわたって雑誌「外科」に連載された(おそらく日本ではじめての)ビルロートの評伝である〔詳しくは南江堂発行の「外科」(28:1206-1213,1315-1323,29:100-109,429-439)に4回にわたって掲載されているので,ぜひとも参照されたい〕.
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