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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻13号

2004年12月発行

文献概要

臨床報告・1

A型胃炎を伴った多発性胃カルチノイドの1切除例

著者: 野村朋壽1 米田啓三1 勝又健次1 一宮博勝1 青木達哉2 小栁𣳾久2 芹澤博美3

所属機関: 1牧野記念病院外科 2東京医科大学外科学第3講座 3東京医科大学病理診断学講座

ページ範囲:P.1617 - P.1620

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はじめに

 カルチノイド腫瘍は組織学的に低悪性度の古典的カルチノイド腫瘍と高悪性度の内分泌細胞癌に分類される1,2).今回,筆者らは心窩部痛を主訴に上部内視鏡検査を行ったところ胃内に多発するカルチノイドを認めた症例を経験した.精査したところ高ガストリン血症によるA型胃炎を伴った多発性胃カルチノイドと診断した.A型胃炎を伴う多発性カルチノイドは前2者とは異なる腫瘍であり,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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