icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻2号

2004年02月発行

文献概要

臨床報告・1

胃癌術後症例にみられたEDTA(ethylene diamine tetraacetic acid)依存性偽性血小板減少症の1例

著者: 奥芝知郎1 川村健1 中久保善敬1 直江和彦1 渡辺不二夫1

所属機関: 1北海道社会事業協会小樽病院外科

ページ範囲:P.193 - P.196

文献購入ページに移動
はじめに

 偽性血小板減少症は血球数算定用の抗凝固剤であるethylene diamine tetraacetic acid(EDTA)によって血小板が凝集して生ずる見かけ上の血小板減少症で,時として特発性血小板減少性紫斑病などの血小板減少を伴う疾患との鑑別に苦慮することがある.今回,筆者らは胃癌術後に偽性血小板減少症と診断された症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?