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文献概要
臨床報告・1
急性腹部大動脈瘤内血栓症の1例
著者: 黒柳裕1
所属機関: 1半田市立半田病院外科
ページ範囲:P.197 - P.199
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破裂は腹部大動脈瘤の合併症の中で最も一般的で,かつ致死率の高いものである.その一方で,動脈瘤内に生じた血栓による下肢急性動脈閉塞症も頻度は低いながらも存在し,その死亡率も高く迅速な診断と治療が求められる1).
今回,筆者らはこの比較的稀な病態を呈した腹部大動脈瘤の1症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
破裂は腹部大動脈瘤の合併症の中で最も一般的で,かつ致死率の高いものである.その一方で,動脈瘤内に生じた血栓による下肢急性動脈閉塞症も頻度は低いながらも存在し,その死亡率も高く迅速な診断と治療が求められる1).
今回,筆者らはこの比較的稀な病態を呈した腹部大動脈瘤の1症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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