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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻2号

2004年02月発行

文献概要

臨床報告・1

肝両葉多発転移・直腸膀胱瘻を伴った直腸癌の1切除例

著者: 吉見富洋1 中里宜正1 清川貴司1 天貝賢二2 女屋博昭3 板橋正幸4

所属機関: 1茨城県立中央病院地域がんセンター外科 2茨城県立中央病院内科 3茨城県立中央病院放射線科 4茨城県立中央病院病理

ページ範囲:P.225 - P.229

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はじめに

 近年,他臓器に浸潤する大腸癌に対する骨盤内臓全摘術の成績は向上している1,2).また,大腸癌肝転移に対する切除術も良好な成績を上げつつある3,4).しかし,未だに肝両葉多発転移を有する膀胱浸潤直腸癌に対しては通常姑息的治療が実施されているものと推測される.当院ではこのような症例に対し根治を意図した切除術を実施後1年6か月現在無再発の例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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