icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻3号

2004年03月発行

臨床報告・1

初回手術から28年後に再燃した胆囊十二指腸瘻の1例

著者: 中川原寿俊1 川崎磨美1 古屋大1 吉光裕1 上田順彦1 澤敏治1

所属機関: 1国立福井病院外科

ページ範囲:P.343 - P.346

文献概要

はじめに

 胆囊十二指腸瘻は胆石症の合併症としてときおり経験されるが,手術の際,胆囊周囲の癒着が強いために一部胆囊を遺残せざるを得なかったり,瘻孔の閉鎖も困難となることがある1).しかしそれらの症例の長期経過については不明な点が多い.今回筆者は,胆囊十二指腸瘻を合併した胆石,総胆管結石手術から28年後に,総胆管結石にて発症した胆囊十二指腸瘻再燃の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら