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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻3号

2004年03月発行

文献概要

臨床報告・1

術前に印環細胞癌が疑われた横行結腸内分泌細胞癌の1例

著者: 中鉢誠司1 内田孝1 奥山吉也1 名久井雅樹1 玉橋信彰2

所属機関: 1栗原中央病院外科 2日本病理研究所

ページ範囲:P.375 - P.378

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はじめに

 消化管に発生する内分泌細胞由来の腫瘍は,カルチノイドと高悪性度の内分泌細胞癌に大別される.大腸内分泌細胞癌は早期より血行性およびリンパ行性転移をきたす予後不良な疾患である1,2).術前低分化腺癌や未分化癌と診断されたなかに,術後の検索によって内分泌細胞癌と診断された症例が報告されている3).今回,筆者らは腫瘍粘膜面に多数の粘液産生細胞を伴い,術前印環細胞癌が疑われた横行結腸内分泌細胞癌の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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