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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻4号

2004年04月発行

臨床経験

褥瘡術後瘻孔の保存的治療―ハイドロゲル材(グラニュゲル(R))の使用経験

著者: 小坂正明1 中澤學1 中田浩善1 草田朗子1 和田充弘1 上石弘1

所属機関: 1近畿大学医学部形成外科

ページ範囲:P.479 - P.483

文献概要

はじめに
 
 褥瘡手術後,時として縫合不全,血腫や滲出液の漏出などにより縫合部に瘻孔の発生を見ることがある.いったん術後瘻孔が発生すると皮弁と母床の密着が損なわれ,ポケット状の広い内腔を生じ,治癒までに長い時間を要することがある.人的・経済的負担などの面から速やかに治癒させることが望まれる.

 今回,新しい創傷被覆材であるハイドロゲル材(商品名:グラニュゲル(R),コンバテック社製)を褥瘡術後瘻孔の治療に用い良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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