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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻5号

2004年05月発行

臨床報告・1

同時性多発小腸穿孔をきたした高齢者悪性リンパ腫の1例

著者: 趙秀之1 塩見明生1 大垣雅晴1 高階謙一郎1 川上定男1 藤田佳宏1

所属機関: 1市立福知山市民病院外科

ページ範囲:P.631 - P.634

文献概要

はじめに

 悪性リンパ腫の消化器病変は,消化管のリンパ様組織から発生する原発性(節外性)と全身性悪性リンパ腫の一部分症として消化管が浸潤を受ける二次性(節性)に大別される.そのなかで,小腸悪性リンパ腫は,特異的な臨床症状を欠くため診断が遅れることが多く,予後不良である1).今回,筆者らは高齢者全身性悪性リンパ腫の部分症として,小腸浸潤巣が同時多発穿孔をきたした症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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