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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻5号

2004年05月発行

臨床報告・1

虫垂重積をきたした虫垂憩室炎に対して回盲部切除術を施行した1例

著者: 大川将和1 渡辺透1 藪野太一1 宮永太門1 山脇優1 佐藤博文1

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院外科

ページ範囲:P.639 - P.642

文献概要

はじめに

 急性虫垂炎は,日常診療において消化器外科領域の腹部救急疾患のなかで頻繁に遭遇する疾患の一つである.虫垂重積は虫垂炎の際にみられるまれな合併症であり,なかでも腫瘤や結石を伴わない特発性虫垂重積症はきわめてまれな疾患である1).今回,筆者らは回盲部重積を伴わず虫垂のみが盲腸内に重積し,穿孔をきたした急性虫垂炎の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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