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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻6号

2004年06月発行

特集 内視鏡外科手術を安全に行うために

鏡視下食道切除術を安全に行うために

著者: 桑野博行1 宮崎達也1 中島政信1 加藤広行1

所属機関: 1群馬大学大学院病態総合外科(第1外科)

ページ範囲:P.667 - P.671

文献概要

 要旨:鏡視下食道癌手術は現在多施設で行われるようになってきている.食道癌手術は限られたスペースで深部の微細な操作を行う必要性があることから内視鏡による拡大,採光,良視野という大きな利点がある.一方,鏡視下手術は従来の手術と比較して術者の触診が不十分,視野外で起こっていることが認識できない,正確な出血量が把握しづらい点が欠点として挙げられる.鏡視下手術を安全に行うために最も重要なポイントはその手術適応とconventionalな術式への移行に躊躇しないことである.鏡視下食道切除術と腹腔鏡補助下胃管作製術の適応と手技,安全に施行するためのポイントについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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