icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻6号

2004年06月発行

私の工夫 手術・処置・手順

腹腔鏡補助下大腸切除での直針付きナイロン糸を利用した腸管吊り上げ

著者: 森浦滋明1 小林一郎1 服部弘太郎1 吉岡裕一郎1 大城泰平1 川原真理1

所属機関: 1八千代病院外科

ページ範囲:P.720 - P.721

文献概要

 腹腔鏡補助下大腸切除術において血管処理を行う際,助手が腸管を把持して腸間膜を伸展させるのが一般的である.筆者らは直針付きナイロン糸の先端にループをつくったものを用いて腸管を腹壁外より直接牽引し,腸間膜を展開する方法を考案した.安価で安全に行えて便利であるので紹介する.

用具

 60mm直針付きの2-0ナイロンモノフィラメント糸の糸の先端に直径2~3cmのループをつくり,糸の長さ約15cmとする.ループは「もやい結び」でつくると緩みにくい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら