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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻6号

2004年06月発行

臨床報告・1

長期生存した異時性三重複癌の2例

著者: 田中恒夫1 真次康弘1 石本達郎1 香川直樹1 福田康彦1 西阪隆2

所属機関: 1県立広島病院一般外科 2県立広島病院病理

ページ範囲:P.773 - P.776

文献概要

はじめに

 近年,平均寿命の延びや診断技術の向上により重複癌や三重複癌の報告が増加している.また,悪性腫瘍における治療法の改善などによりその長期成績も徐々に向上している.しかし,重複癌,三重複癌の治療成績は必ずしも良好とは言えず,三重複癌の最終癌が診断されたのち5年以上長期生存した報告1~5)はこれまでに5例のみである.今回,筆者らは三重複癌の最後の手術により5年以上の長期生存した2症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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