icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻6号

2004年06月発行

文献概要

臨床報告・1

直腸後方(経仙骨的)切除術後8年目に再発した直腸原発gastrointestinal stromal tumor(GIST)の再切除例

著者: 岡田喜克1 町支秀樹1 宗行毅1 野田直哉1 岸和田昌之1

所属機関: 1山本総合病院外科

ページ範囲:P.781 - P.785

文献購入ページに移動
はじめに

 消化管に発生する間葉系腫瘍のなかで筋原性および神経原性のいずれの方向にも分化を明確に示さないものに対し,狭義のGISTという概念が導入され1),さらにc-kit抗体陽性の有無にてGIST(gastrointestinal stromal tumor)と診断し2),報告される症例が増加している.今回,筆者らは初回手術にて直腸後方からのアプローチによる切除を施行し,組織学的に低悪性度平滑筋肉腫と診断され,術後8年目に同部位に多発再発した直腸GISTの再切除例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?