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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ

創傷処置

著者: 西尾剛毅1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.841 - P.847

文献概要

要旨:開放性損傷は非常に多い疾患であり,治療は緊急のものである.医師は誰でもその治療と対処ができなければならない.対処は全身状態の把握と,眼に見えない深部損傷の検索から始まる.治療の優先順位に従い,緊急手術,入院治療,外来治療に振り分ける.そののち,外来で洗浄,消毒,麻酔,止血,デブリドマン,創傷の縫合閉鎖,開放処置,抗生物質,破傷風トキソイド投与,フォローアップの順に行われる.また,創傷には発生機序によって特徴があり,なかにはその創傷に応じた特殊な,または適切な処置を行わなければならないものもある.醜い創跡や後遺症を残さないように適切な対処が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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