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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ

胃管およびイレウス管の挿入

著者: 輿石直樹1 井出澤剛直1 柴修吾1 白石謙介1 岡﨑護1 木嶋泰興1

所属機関: 1竹田綜合病院外科

ページ範囲:P.849 - P.853

文献概要

 要旨:胃管およびイレウス管の挿入は基本的な外科手技の1つである.胃管挿入には検査目的と治療目的があり,イレウス管挿入は主にイレウスに伴う拡張腸管の減圧治療を目的とする.胃管,イレウス管ともに各社から様々な製品が発売されており,それぞれの特性を理解し,目的に応じ選択する必要がある.また,挿入手技は慣れれば決して困難ではないが,いくつかのピットフォールがあり,手際よく確実に挿入できるようにしておくべきである.さらに,挿入・留置後の管理も重要であり,特にイレウス患者に対するイレウス管の管理は,手術の時期を逸さないために会得しておく必要がある.また,左側大腸癌に伴うイレウスに対しての経肛門的イレウス管の有用性についても解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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