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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ

気道確保

著者: 上田仁1 末満隆一1 隠土薫1 松阪俊光1

所属機関: 1松山赤十字病院外科

ページ範囲:P.861 - P.865

文献概要

要旨:気道確保は救急の場面で重要な位置を占め,その習得は重要である.下顎が落ちて舌根沈下している患者では,下顎挙上,バッグマスク換気によって簡便に気道確保ができる.その後,場合によって気管内挿管を行う.気管内挿管では十分な開口操作が重要である.気管穿刺は多くの場合,喀痰喀出が困難なときに用いられる.気管切開は長期に気道確保が必要なときに用いられる.頸部伸展と,つねに気管を確認することが大切である.腫瘍による気道閉塞の解除は難しく,専門の施設へ送るほうがよい.まず,バッグマスク換気ができることが第一である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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