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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

特集 研修医のための外科基本手技とそのコツ

心蘇生

著者: 吉田順一1

所属機関: 1下関市立中央病院呼吸器外科

ページ範囲:P.887 - P.892

文献概要

要旨:心蘇生に関しては,近年完成された国際蘇生法連絡委員会と米国心臓協会によるガイドラインが普及している.一次救命処置では心マッサージを約100回/分行い,心マッサージと人工呼吸の割合は15:2である.二次救命処置では1回換気量が10~15ml/kg,頻度12~15回/分で換気するが,心臓マッサージは無関係に行う.除細動の適応は心室細動および心室頻拍である.心肺徴候がない場合,30分間の二次救命処置で自己心拍が再開されなければ蘇生を中止してもよいが,家族の立会いなどを考慮する.循環動態が安定した場合も中止する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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