icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

文献概要

臨床報告・1

イレウスを呈し大腸癌との鑑別に難渋した多発結腸憩室症の1例

著者: 佐治攻1 田中圭一1 青木一浩1 佐藤工1 萩原優1 品川俊人2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院病理部

ページ範囲:P.929 - P.932

文献購入ページに移動
はじめに

 近年,大腸憩室症は増加してきており,その原因として,食生活の欧米化による食物線維摂取量の不足や日常生活におけるストレスの増加,運動不足による肥満などが挙げられている.この憩室症の増加は欧米型の左結腸型ばかりでなく東洋型ともいえる右結腸型にも認められている1)

 今回,われわれはイレウス症状で発症し,術前に大腸癌との鑑別に難渋した左側結腸憩室症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?