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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻7号

2004年07月発行

臨床報告・1

2つの組織像を有し巨大囊胞を伴う興味ある胃GIST(committed type)の1例

著者: 佐藤正幸1 蘆野吉和1 宮澤正紹1 武藤淳1 児山香1 箱崎半道2

所属機関: 1福島労災病院外科 2福島労災病院臨床検査科病理

ページ範囲:P.933 - P.937

文献概要

はじめに

 胃原発のgastrointestinal stromal tumor(以下,GIST)はときに囊胞変性を伴って巨大化し,壁外発育を示すために仮性膵囊胞などに類似の臨床所見を呈することが知られている1,2)

 今回,われわれは胃壁とわずかに連続するのみで壁外発育を示し,加えて出血に起因する巨大な囊胞形成をきたし,病理学的には2つの組織像を有する胃GISTの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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