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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻9号

2004年09月発行

特集 乳癌初回の診療:ガイドラインと主治医の裁量

術後補助化学療法の適応と標準的レジメン

著者: 福島久喜1 松田実1 伊坂泰嗣1 寺岡秀郎1 木川田弥生1 呉屋朝幸1

所属機関: 1杏林大学医学部外科

ページ範囲:P.1145 - P.1150

文献概要

 要旨:乳癌治療のグローバルスタンダードは,手術および術後補助療法の集学的治療から成り立つ.術後補助化学療法の適応は再発リスクによって決定される.高リスク群にはCAFを中心にしたアンスラサイクリンを含む多剤併用が,低リスク群や安全性を重視するときはCMFや経口抗癌剤が勧められる.わが国で普及している経口抗癌剤は,簡便さ,安全性,医療費を考慮すると今や世界が注目する標準的レジメンの1つである.術後補助化学療法は,乳癌患者に標準的レジメンを提供するとともに,医療現場の安全性も含め主治医の裁量に大きくかかってくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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