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文献詳細

雑誌文献

臨床外科59巻9号

2004年09月発行

海外医療事情

ニュージーランドの医療事情

著者: 北川博昭1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学小児外科

ページ範囲:P.1176 - P.1179

文献概要

はじめに

 ニュージーランドは大きな2つの島,北島と南島,そしてそれを囲む多数の島々からなり,総面積は約268,000km2であり,北海道を除く日本全体の面積とほぼ同じである.国の総人口は日本の約1/30で393万人(2002年)にすぎない.この少ない人口に比べて羊の数はわが国の総人口に匹敵するほどである.すなわち首都である北島の最南端の地,Wellingtonを含め,農地・牧草地以外の都市部の人口が国全体の3/4を占め,その総人口の3/4に当たる住民の居住区は北島に集中している.筆者は1996年から1年間,小児外科医としてOtago大学Wellington病院に勤務したが,その経験をもとにニュージーランドの医療事情について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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