文献詳細
文献概要
移植・成形・1
皮膚移植術
著者: 兒玉俊夫1 濱田辨次2
所属機関: 1東京大學 2厚生團湯河原整形外科療養所外科
ページ範囲:P.26 - P.30
文献購入ページに移動植皮に関する研究は古くから行おれ,多数の術式が発表されている.なかでもThiersch法,Krause法,Reverdin法が有名で日常最も用いられる.このほか近来アメリカにおいて厚いThiersch法あるいは中間層植皮Intermediate split thickness graftと称して,Thiersch法とKrause法との中間の厚さの移植皮片を用いる植皮法が盛んに行われていることは著者の一人兒玉は先に水町教授と共著紹介した1).我々も日常この方法を多く用い,且つ基礎的実驗も行つているので,こゝでは主としてこの中間層植皮法を中心に筆をすゝめ,さらに從来の諸法に言及したいと思う.
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