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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻1号

1951年01月発行

文献概要

今月の小外科・10

骨前移植應用下顎骨連続切除術

著者: 中村平藏1

所属機関: 1東京医科歯科大学

ページ範囲:P.40 - P.41

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 下顎骨の切除は術後顔貌,咀嚼,言語機能の恢復を計れる樣な手術操作を行わねばならない.手術の種類としては下顎全摘出,半側関節離断,部分切除(連続切除)があるが茲には比較的瘻々行われる骨前移植(Vortransplantation nach Axhausen)を應用する連続切除術(Kontinuitätsresektion)に就て述べよう.
 下顎骨切除をすれば何れにしても物質欠損を招来するので,其の補填を考えねばならない,それには人工的物質(義顎)を用いる場合と,骨移植を行う場合とあり,骨移植の方法も切除前に切除すべき部分の近辺に前以つて骨移植を行つて置く骨前移植法と,手術後創の治癒した後に行う方法とあるが,前以つて骨移植を行つて置いてから切除手術を行い骨欠損を直ちに移植骨で補うのが一番都合がよい.次に此方法によつた症例を引用して実施方法を説明して行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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