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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻11号

1951年11月発行

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廻盲部及虫垂を嚢内容とした左側鼡蹊ヘルニア嵌頓の1例

著者: 飯田秀雄1

所属機関: 1東京銀座菊地病院外科

ページ範囲:P.523 - P.525

文献概要

緒言
 各種ヘルニア中最も多数を占めるものは鼡蹊ヘルニアで,Bergerは96%と云つている.ヘルニア内容として小腸,大腸,大網,其の他小骨盤内臟器等種々なものがあるが,廻盲部を内容としたものは1812年Scapaの記載が最初の報告である.左側鼡蹊ヘルニアの内容として廻盲部をみる事は比較的珍らしく,多くは乳幼児期にみられ16歳以後に於ては稀なものとされている.
 私は最近幼兒先天性左鼡蹊ヘルニア嵌頓の一手術例に於て,内容に,廻盲部及虫垂を見出したので,茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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