icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻12号

1951年12月発行

--------------------

急性及び慢性廻腸末端炎の2例

著者: 奥島團四郞1

所属機関: 1新居濱市別子病院外科

ページ範囲:P.576 - P.579

文献概要

緒言
 所謂Crohn氏病と云われるものは,現在廻腸末端炎,限局性廻腸炎,或は限局性腸炎等と呼ばれているが,之は1932年Crohn,Ginzburg,Oppenheimerが從来小腸の良性グラヌロームと云われていたものゝ中から一定の性状を有するもの14例をとり出し,始めて,terminalileitisと命名発表して以来多くの人々の注目を浴び,報告例もその数を増したが,我國に於ては外國の報告数に比較して少い様である.最前別子病院外科に於て,急性廻腸末端炎と,二次的に廻盲部摘出に成功した慢性廻腸末端炎の計2例を相衣いで経驗したので之を報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら