icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻2号

1951年02月発行

移植・成形・2

尿道形成手術

著者: 落合京一郞1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.61 - P.65

文献概要

 尿道形成術の対象となる疾患は尿道畸形(尿道下裂,尿道上裂)が主で,広い意味では尿道瘻の閉鎖や尿道狹窄手術などもこれにいれることができる.尿道形成術の最初の試みはDieffenbach(1836)によつて行われたというが,Thiersch(1869)が尿道上裂の手術法を発表しAnger(1874)がこれを尿道下裂に應用して成功したのが端緒である.つゞいてDuplayの尿道下裂に対する手術の論文が公表され(1880及び1886),以後幾多の改良考案が加えられたもので,現在の尿道形成術は極めて確実な手術となつている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら