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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻3号

1951年03月発行

文献概要

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肺結核手術に於ける循環障碍—出血の影響に就て

著者: 大出忠之1

所属機関: 1東大分院外科

ページ範囲:P.126 - P.129

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I.緒言
 肺結核手術に際しては一般に相当量の出血をまぬがれぬものとされ1),本手術の循環に及ぼす影響を論ずるに当り,出血量を無視しては,その原因を明かにすることは出来ない.
 本手術の出血の重要さは既にWhite and Buxton2)により示され林田等3)もそのショック状態に出血の演ずる役割の大なるを指摘した.茲に私は胸廓成形術を主要対照として本手術の出血が循環に及ぼす影響を檢討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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