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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻5号

1951年05月発行

座談會 宿題報告のすぐあとで・1

2.食道外科を中心に

著者: 中山恒明1 島田信勝2 齊藤淏3

所属機関: 1千大外科 2慶大外科 3日医大外科

ページ範囲:P.211 - P.215

文献概要

 島田 今日は不断から顔を合わせている惡童と思つていろいろ伺いますから,そのつもりで何でも腹藏なく話していただきます.僕はね,昨日の宿題報告を聽いて非常に感心させられたことはね,—感心より痛感したことはね,これは仕事の上で非常に苦労してやられたことは勿論だけれども,あの発表の方法が今迄の中山流とは非常に変つていると思つたんだよ.僕は一言にしてゆうと可成り愼重という言葉か適当かね,そんな感じです.特に感じたのは死亡例を出されたことで,あれは非常に聽衆の感銘を深めたと思うんです.あゝゆうことについては僕達も相当感じていることがあるんです.おそらくこれから数を沢山重ねられたらいろいろとあゝゆう死亡例が出ると思うんですがね,あゝゆうことはかえつて詳しく話してもらつた方がわれわれに非常にためになると思う.まあ,そうゆう点で僕は今迄の中山流とは非常に変つていると,こう思うんだ.
 齊藤 だけれども医局員をやつつけたとゆう点は少しも変つていないように思うんだ.(笑声)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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