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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻7号

1951年07月発行

文献概要

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食道下部及び胃噴門部に分布する動脈管系就中左下横隔膜動脈の外科的意義

著者: 土屋定敏12

所属機関: 1九州大學醫學部解剖學教室 2九州大學醫學部第二外科教室

ページ範囲:P.320 - P.324

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緒論
 人胃の全剔手術が1884年初めてConnerに依つて行われて以来,同法は内外の外科学者から試みられているが,胃全剔手術の危險性が従来兎角過大に評價され,爲に開腹時明らかに胃全剔手術が適應すると考えられる症例に於てすらも,胃亞全剔手術に止められておく傾向にあつた.
 然し乍ら輓近の医学進歩,特に手術手技の向上に伴いて,胃全剔手術の直接成績は次第に良好となりつゝある.我が教室に於ても,胃全剔手術に関し友田教授は優秀な直接並に遠隔成績を收め,特に胃全剔手術の適應範囲拡大が友田教授に依り強く提唱されている状況である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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