文献詳細
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文献概要
緒言
近時内臓外科の発達顯著なるに拘らず,独り肝臓外科に於ては立遅れの感無しとしないのであつて,肝葉切除治癒報告例は誠に寥々たるものである.抑々肝臓外科の対象となるものは,肝臓癌,肉腫の如き惡性腫瘍を始め良性腫瘍,慢性炎症性腫瘤及び災害外科に於ける肝臓外傷等であるが,余は最近外傷による肝臓破裂の患者に於て,その左葉亞全剔出を行い治癒せしめ得たので之を報告する.
近時内臓外科の発達顯著なるに拘らず,独り肝臓外科に於ては立遅れの感無しとしないのであつて,肝葉切除治癒報告例は誠に寥々たるものである.抑々肝臓外科の対象となるものは,肝臓癌,肉腫の如き惡性腫瘍を始め良性腫瘍,慢性炎症性腫瘤及び災害外科に於ける肝臓外傷等であるが,余は最近外傷による肝臓破裂の患者に於て,その左葉亞全剔出を行い治癒せしめ得たので之を報告する.
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