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文献詳細

雑誌文献

臨床外科6巻8号

1951年08月発行

文献概要

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頭部外傷による発汗過多症の2例

著者: 中村壽一1 米倉茂孝1

所属機関: 1志免鐵道病院外科

ページ範囲:P.357 - P.358

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緒言
 頭部外傷と発汗過多症との関係を文献によつて檢べるに,Karplus(1916),Böwing(1922),Hoff(1931)等はそれぞれ発汗過多症を来した症例の剖檢所見として,内嚢部或は視丘,視丘下部に変化を認めたが孰れも死に至らしめた重篤な頭部外傷の場合である.最近米國の医学雜誌に於て今次大戰中の頭部外傷後の苦訴としての植物神経障碍が記載せられているが,その中で発汗異常の事に触れている.然し症例報告ではない.本邦に於ても勿論その症例こ発見し難い.從つて茲に比較的軽度の頭部外傷により招致せられた発汗過多症の2例を報告したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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