文献詳細
文献概要
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腸蜂窩織炎
著者: 高松正1
所属機関: 1岩手醫大分院外科
ページ範囲:P.423 - P.426
文献購入ページに移動緒言
腸蜂窩織炎の最初の文献的記載はRokitansky(1842)に依りEnteritissubmuco suppuradvasaなる名称のもとに報告せられ,Bamherger(1855)により初めてEnteritis phlegmonoaと命名せられしもので,それ以来,非特異性炎症としての本症は人々により注目せられ,相次で報告され,統計的観察が行われている.然るに今尚原因及び療法に尚興味を有する疾患とされている.余も亦最近下部腸管に於ける腸蜂窩織炎の3例に遭遇せるを以て,その大要を報ぜんとす.
腸蜂窩織炎の最初の文献的記載はRokitansky(1842)に依りEnteritissubmuco suppuradvasaなる名称のもとに報告せられ,Bamherger(1855)により初めてEnteritis phlegmonoaと命名せられしもので,それ以来,非特異性炎症としての本症は人々により注目せられ,相次で報告され,統計的観察が行われている.然るに今尚原因及び療法に尚興味を有する疾患とされている.余も亦最近下部腸管に於ける腸蜂窩織炎の3例に遭遇せるを以て,その大要を報ぜんとす.
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