icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻1号

2005年01月発行

文献概要

カラーグラフ 内視鏡外科手術に必要な局所解剖のパラダイムシフト・4

腹腔鏡下結腸右半切除術

著者: 奥田準二1 山本哲久1 田中慶太朗1 川崎浩資1 谷川允彦1

所属機関: 1大阪医科大学一般・消化器外科

ページ範囲:P.5 - P.15

文献購入ページに移動
はじめに

 進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術では,腹腔鏡下での外科解剖を熟知し,癌手術の原則を遵守した合理的なアプローチのもとで的確な手技と適切な器具を用いる必要がある.

 本稿では,腹腔鏡下結腸右半切除術(D3郭清)のポイントを腹腔鏡下の外科解剖,アプローチ,器具,手技,ピットフォールと予防策などの点から述べる.

参考文献

1)奥田準二,豊田昌夫(編):腹腔鏡下大腸手術の最前線―大腸疾患に対する外科治療の新戦略.永井書店,2002
2)奥田準二,田中慶太朗,李 相雄,他:腹腔鏡下大腸手術手技の最前線6―進行大腸癌に対する種々の工夫を加えた3D-CT画像に基づく腹腔鏡下ナビゲーション手術.外科治療84:1015-1027,2001
3)奥田準二,豊田昌夫,谷川允彦:No-touch isolation techniqueによる腹腔鏡下結腸右半切除術―Surgical trunk郭清のポイントも含めて―.手術55:179-188,2001
4)奥田準二,田中雅夫,清水周次,他:5mmフレキシブルビデオスコープのadvanced laparoscopic surgeryにおける有用性.日鏡外会誌9:593-597,2004
5)Lacy AM, Garcia-Valdecasas JC, Delgado A, et al:Laparoscopy-assited colectomy versus open colectomy for treatment of non-metastatic colon cancer:a randomized trial. Lancet 359:2224-29, 2002
6)The Clinical Outcomes of Surgical Therapy Study Group:A comparison of laparoscopically assisted and open colectomy for colon cancer. N Engl J Med 350:2050-259, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?