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特集 自動吻合器・縫合器による消化管再建の標準手技と応用
頸部食道-胃管吻合―三角吻合法
著者: 東野正幸1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器外科
ページ範囲:P.1221 - P.1225
文献購入ページに移動要旨:食道癌切除後の頸部食道-胃管吻合にはほとんどの施設で器械吻合が行われるようになってきた.しかし,サーキュラーステイプラーを用いた吻合では術後吻合部狭窄が多いとされ,このため手縫い吻合を行っている施設もある.しかし,器械吻合はその手技に慣れれば手縫い吻合に比べてバイトとピッチが均一で,誰にでも簡単に行える安全かつ正確な吻合方法である.三角吻合は端々吻合で,縫合不全率も1.7%と少ない.また,サーキュラーステイプラーを用いた吻合で多いとされる吻合部狭窄も8.5%と手縫い吻合の10.3%と同程度である.今後ますます普及していくと思われるので,本稿ではリニアステイプラーを用いた三角吻合の手技と注意点を中心に述べた.
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