文献詳細
特集 癌治療のプロトコール2005-2006
Ⅲ.大腸癌治療のプロトコール
順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院外科
著者: 福永正氣1 木所昭夫1 射場敏明1 杉山和義1 永仮邦彦1 飯田義人1 須田健1 吉川征一郎1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院外科
ページ範囲:P.101 - P.108
文献概要
大腸癌に対する治療は,大腸癌研究会によりガイドラインが示され標準治療の有力な指針となっている1).われわれはこのガイドラインを尊重し,加えて研究的治療として有望な治療を積極的に組み入れていくことを基本方針としている.当科の特徴は1993年から腹腔鏡下手術(以下,LAP)を積極的に導入し,多方面からの改良を加え,進行癌に対しても積極的に適応拡大をはかってきたことである2,3).現在,結腸癌(Rs直腸癌を含む)に対しての外科手術の80~90%にLAPを適応し,直腸癌では60~70%に適応している.
参考文献
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