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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻11号

2005年10月発行

文献概要

特集 癌治療のプロトコール2005-2006 Ⅵ.胆囊癌治療のプロトコール

国立がんセンター中央病院肝胆膵外科

著者: 島田和明1 阪本良弘1 佐野力1 小菅智男1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院肝胆膵外科

ページ範囲:P.201 - P.207

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はじめに

 胆囊癌では腹部超音波検査によって偶然発見された早期病変から,黄疸や腹痛で発症した進行癌まで,さまざまな病期が外科治療の対象となる.しかし,術式の選択基準などの具体的な治療方針についてのエビデンスは乏しいのが現状である.このような場合,経験の豊富な施設における外科医の治療指針は,個別の症例において治療方針を決定する際の参考になる.

 本稿では,国立がんセンター中央病院肝胆膵外科グループの胆囊癌治療指針について述べる.

参考文献

1)小菅智男,島田和明,佐野 力,他:胆嚢癌手術における胆管切除の意義.外科65:411-414,2003
2)小菅智男,島田和明,佐野 力,他:胆管切除の根拠―臨床成績からみた検討.胆と膵25:155-158,2004
3)Kosuge T, Yamamoto J, Shimada K, et al:Improved surgical results for hilar cholangiocarcinoma with procedures including major hepatic resection. Ann Surg 230:663-671, 1999
4)Takada T, Amano H, Yasuda H, et al:Study Group of Surgical Adjuvant Therapy for Carcinoma of the Pancreas and Biliary Tract;Is postoperative adjuvant chemotherapy useful for gallbladder carcinoma?;a phaseⅢmulticenter prospective randomized controlled trial in patients with resected pancreaticobiliary carcinoma. Cancer 95:1685-1695, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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