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特集 癌治療のプロトコール2005-2006 Ⅶ.膵癌治療のプロトコール
癌研有明病院消化器センター肝胆膵グループ
著者: 山本順司1 斎浦明夫1 古賀倫太郎1 野呂拓史1 関誠1 大矢雅敏1 瀬戸泰之1 大山繁和1 山口俊晴1 高野浩一1 浅原新吾1 清水深雪1 藤田直哉1 亀井明1 猪狩功遺1
所属機関: 1癌研有明病院消化器センター肝胆膵グループ
ページ範囲:P.223 - P.226
文献購入ページに移動術前診断とステージング
診断において最も重要な点は膵実質内の腫瘍性病変の描出と膵管の拡張である.通常は腹部超音波検査やCT,MRIで膵内の占拠性病変が描出され,それより末梢の主膵管拡張が確定診断の根拠となる.TS1膵癌(径2cm以下)では腫瘤そのものの描出が困難なことも多い.拡張主膵管の途絶部膵頭側に体外式超音波検査やCTで腫瘍が描出されない場合には,超音波内視鏡(EUS)が有用である(図1).
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