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文献詳細

雑誌文献

臨床外科60巻2号

2005年02月発行

文献概要

臨床報告・1

鼠径ヘルニアによる続発性大網捻転症の1例

著者: 松岡隆久1 森景保則1 久我貴之1 中山富太1 藤井康宏1

所属機関: 1JA山口厚生連長門総合病院外科

ページ範囲:P.239 - P.243

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はじめに

 大網捻転症は急性腹症をきたす比較的稀な疾患であるが,外科医が知っておくべき疾患の1つである.今回,筆者らは鼠径ヘルニアによる大網捻転症の1例を経験したので文献上検索しえた本邦報告例の検討を加えて報告する.

参考文献

1)栗本勝之進:大網捻転症に就いて.グレンツ7:1258-1273,1933
2)Donhauser JL, Locke D:Primary torsion of omentum. Arch Surg 69:657-662, 1954
3)杉藤公信,岡村公明,康 祐大,他:続発性大網捻転症の1例.日大医誌59:82-86,2000
4)Ceuterick L, Baert AL, Marchal G, et al:CT diagnosis of primary torsion of greater omentum. J Comput Assist Tomogr 11:1083-1084, 1987
5)松本隆博,住山正男,深見博也,他:大網動脈造影をしえた続発性大網捻転症の1例.臨外42:381-384,1987
6)木下敬弘,清水淳三,龍澤泰彦,他:術前診断しえた続発性大網捻転症の1例.外科64:973-976,2002
7)高橋 収,児島哲文,清水哲也,他:腹腔鏡下に切除し得た特発性大網捻転症の1例.日鏡外会誌5:260-264,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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